今日では「歯科予防」は世界の常識となりました。
「できてしまったカリエスを治療すればいいだけ」時代は終わりました。
歯科医師、歯科衛生士に「カリオロジーと言えば…」と質問したら、真っ先に「フッ素」と答えが返ってくるでしょう。
フッ素は歯科予防の鍵。間違いないですよね。
でも、本当にフッ素だけで十分ですか?
フッ素だけで、カリエス予防できるのでしょうか?
カリエス予防先進国であるスカンジナヴィア諸国のカリオロジーは、カリエスの要因を3つのカテゴリに分け、バランスよく臨床に落とし込んでいることが特徴です。
◆カリエスの要因◆
スカンジナヴィアでは、「フッ素」と「プラークコントロール」と「食餌」により、口腔内をコントロールし、カリエスを防ぎます。
「食餌」で言えば、食べる頻度・食べ方、糖の取り方によって、唾液排出量やpH値等と関連するカリエスのリスクが大きく変わってきます。具体的にいうと、例えば「白米と煎餅」、「茹でた芋とポテトチップス」はそれぞれ同じ食物からできているのにも関わらず、食べた後のカリエスになるリスクが異なります。同じ食物でも、加工の仕方でカリエスリスクが変わる、このような「食餌」とカリエスの関係を知ることにより、生活習慣を見直すきっかけにできるのです。
スカンジナヴィアでは、診療で「食餌」について患者様と一緒に考えることも含めてカリエス予防に取り組んでいます。
このような様々な予防のアプローチが実践される、スカンジナヴィアのカリオロジーを本場スウェーデン・フィンランドで学ぶことができます。
「修復治療の最前線」・「患者への伝え方」を学ぶ!
スカンジナヴィアの40年間の予防の実績と最新の研究から、リスク評価・う蝕予防・材料学について徹底的に学べます。世界の最先端をゆく、スカンジナヴィアの大学で講義を受け、臨床の視察まで行うカリオロジー最強コース!カリオロジーそれぞれの分野の第一人者である講師陣
Peter Lingström
イェテボリ大学
カリオロジー科主任教授
主な研究活動分野
代用糖、カリエスリスク、唾液、フッ素などカリオロジー研究の第一人者。各分野の研究をバランスよく臨床に反映し、成果を出している。
Ulf Örtengren
イェテボリ大学・トロムソ大学
歯科材料学主任教授
主な研究活動分野
Peter Rusanen
フィンランド 補綴専門医
フツデント社創設者
主な研究活動分野
学生教育の講師・ヘルシンキ郊外の開業医でありながら、HDカメラとシステム開発を行っている。ヘルシンキ大学のデジタルデンティストリーのパイオニア。
スウェーデンでは、少人数制の講義で、カリオロジーの基本から、カリエスの予防、「カリソルブ・ペリソルブ」を使用した最新のう蝕治療、ジルコニアや接着レジンを含めた歯科材料学、新しい修復治療を学びます。講師を交えた症例検討もあり、自由に質問ができるので、理解しやすく刺激的な研修を受けることができます。
フィンランドでは「患者への伝え方」を、超小型HDカメラを使用した教育と臨床で成果を上げているヘルシンキ大学やヘルシンキ市内のクリニックにて診療の視察を行います。特に、スマートな補綴治療の詳細を手元まで見学できる診療視察は、歯科医師必見です!患者様への説明に自信が持てる内容です。
2018年8月26日(日)~9月2日(日) 6泊8日
日程 | 内容 |
8月26日(日) | 日本発→乗換→スウェーデン イェテボリ着 |
8月27日(月) | イェテボリ大学カリオロジー科 研修 |
8月28日(火) | イェテボリ大学カリオロジー科 研修 |
8月29日(水) | イェテボリ大学カリオロジー科 研修 |
8月30日(木) | ヘルシンキ近郊開業医 研修 |
8月31日(金) | ヘルシンキ大学&市内開業医 研修 |
9月 1日(土) | 現地発 |
9月 2日(日) | 日本着 |
※訪問予定地は現地の都合により変更となる場合もございます
★全日程通訳付き!(歯科医師 岡本浩先生・竹内泰子先生)
★昼食6回、夕食4回付き
★受講者限定でフツデント社HDカメラを特別割引
・旅行費用 出発地や飛行機のシートクラス等により異なります。お問合せください。